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『歴史評論』編集長つぶやきブログ(編集後記より)

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特集「原発震災・地震・津波―歴史学の課題―」によせて


一生のなかで忘れられない瞬間というのは人それぞれでしょうが、同時代の人びと(もちろん地球規模で考えれば、その範囲は無制限ではありません)が共通に記憶に留める日というのが存在すると思います。
二〇一一年三月一一日は確実にそのような日になりました。あの日から一年半経ったいまもその傷跡は生々しく、福島第一原子力発電所から漏れ出した放射能のため、周辺住民の帰還はめどすら立てられない状況です。これほど深刻な人災が人びとに多大な苦しみをもたらしてなお、この先も原子力発電に頼ろうとする動きがあるのは、いかにその利権の構造が強固であるかを示すものなのでしょう。これに限らず、克服するべき構造上の矛盾を前にして自分には何ができるのか、との思いが募ります。

ところでやや唐突ですが、先日、松本幸四郎氏主演のミュージカル『ラ・マンチャの男』一二〇〇回記念公演を見ました。「現実のみを追って夢をもたぬのも狂気かもしれぬ。夢におぼれて現実をみないのも狂気かもしれぬ。なかでも最も憎むべき狂気は、ありのままの人生に折合をつけてあるべき姿のために戦わぬことだ」(森岩雄・訳、同パンフレットより引用)という劇中の台詞が深く私の心に響きました。

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