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『歴史評論』編集長つぶやきブログ(編集後記より)

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2年目を迎えるにあたって

 学会の場で、ある若手研究者から論文の抜刷をいただいた時のことです。その方は、抜刷を手渡す時に「これが収められた論文集なんですけど、こんなの出版されたのご存じでしたか?」と言われました。よく見ると、その論文集は、筆者が全体を監修したシリーズの中の一冊でした。その研究者を責めることはできません。なぜなら、背表紙に登場する著者や編者の場合と違って、監修者の名は、本の中に小さく目立たないように書かれているだけなのですから。でも本音は、「先生の監修された本に書かせていただきました」などと言ってほしかったのだけど……
 
 
   こんなつまらぬ体験談から書き出したのは、着任後まもなく一年が経とうとする今、『歴史評論』にとっての編集長の役割とは何かについて自省しはじめたからです。
 
   編集長は目立たぬ監修者であって一向に構わないはずですから、「へえ、君が編集長だったの?」で十分です。しかし、「あいつが編集長やってる雑誌に文章なんか書いてやるものか!」だけは絶対に避けたい。そして、できるならば、「彼が編集長をしているんだから、一つ力を貸してみようか」であってほしい。そう思いながらがんばっていくつもりです。



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