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『歴史評論』編集長つぶやきブログ(編集後記より)

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光州事件を考える

光州事件が起きたとき、私は高校に入学したばかりでした。日本のメディアでも報道されていた記憶はありますが、隣国の出来事といっても、そのころの私には世界各地で起きている紛争の一つという程度の認識しかなく、当然のことながら、この事件がその後の韓国社会に大きな影響を与えることになるとはまったく想像もつきませんでした。それから三〇年の間、韓国の政治は大きく変化したといわれています。その原点がこの光州事件であったとすれば、韓国の歴史にとってこの事件がどのような意味を持っているかを考えるのは、重要な意味があります。では、いま日本で光州事件を考えることの意味をどう考えるべきでしょうか。近年、一国史的な理解を克服して、アジアという枠組みで歴史を考えることが強く求められています。とすれば、隣国の出来事を隣国の問題とするのではなく、アジアにおける出来事として捉えることが必要とされているのではないか、ということを今号の特集から私は考えました。もちろん、これは光州事件に限られることではありません。現代の歴史学徒は、時間軸とともに空間軸も意識して、人びとの営為の意味を考えることが求められているということだと思います。     
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