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7月10日に投開票された参議院議員選挙の結果、改憲を是とする勢力が、参議院の三分の二を超えてしまいました。憲法公布70周年を目前に、復古的な改憲草案を掲げる自民党を中心に、改憲発議が可能になったという事態は、深刻に受け止めねばならないでしょう。
私が、初めて選挙権を行使したのは、消費税問題で自民党が大敗し参議院での単独過半数を失った1989年の参院選でした。しかし今回、自民党は参議院での単独過半数を回復してしまいました。あれから27年。89年夏の「熱気」がむなしく思い起こされます。約3年間の民主党政権があったとは言え、この間の日本は、一貫して「保守」(反動?)回帰にあり、現実化しつつある「改憲」もその延長上で考える必要があるように思えてなりません。