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台風の上陸が続いたり、天候も全般に雨がちで、秋とはいいながら、今一つすっきりしない毎日が続いています。
すっきりしないことと言えば、9月に召集された臨時国会での安倍首相の所信表明演説の際に、演説中の首相の呼びかけに応じて、与党の衆議院議員がスタンディングオベーションを送ったと報じられました。個々の議員が、日々の職務に精励する海上保安庁・警察・自衛隊の職員に個人のやり方で敬意を表するというのであればともかく、それを国会の議場で時の首相の呼びかけに応じて集団で拍手を送るという形式で行ったというのですから、誇張ではなく戦慄すら感じました。安倍首相はその演説の中で臆面もなく改憲への意志も改めて明らかにしています。演説の中でも必要以上に中国への危機感をあおる指導者を戴く自民党の目指す「改憲」の行き着く先が、立憲主義とは程遠い「自民党改憲草案」であれば、「いつか来た道」という言葉が、警句以上の響きを帯びてきます。