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『歴史評論』編集長つぶやきブログ(編集後記より)

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特集「歴史をどう学ぶか」に寄せて

私の記憶が確かならば、高校生のころ「君が代」を歌った記憶がありません。ごく普通の県立高校でしたが、私の母校ではそのころ、入学式や卒業式のプログラムに「君が代」斉唱が入っていなかったのだと思います。それが私の記憶違いだったとしても、一九八〇年代までは全国的にも、「君が代」斉唱を実施していなかった学校が少なくなかったのは間違いありません。そのことの意味について、その当時はもちろん、高校卒業後もしばらくは考えたことはありませんでした。しかし、私は歴史を学びつつ、学習指導要領の改訂や国旗・国歌法の制定をめぐる議論を知るなかで、「君が代」をめぐる問題の意味を理解するようになりました。近年、良心的な教員にとって、卒業式・入学式のシーズンは重苦しい季節となっています。大阪の高校では、教職員がきちんと歌っているかどうか、管理職が口元までチェックしていたことが報じられました。こうなったらいっそのこと、最初の出だしの「き」を「た」に替えて歌ったらどうか、などと妄想したりしますが、どんな歌にしたところで国歌は現代版の踏絵となる可能性があります。歴史を学ぶとは、このような現代の諸問題をあぶり出すことでもあります。
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